たまに聞く言葉があります。
「私は特に不幸なこともなく、親に愛されて幸せに育ってきたので、辛い経験をした人に引け目を感じることがある」。
初めて聞いた時は、ええ?そんな思いを感じている人がいるのか?とびっくり。でもその後も同じような声を何度も聞きました。「友達や大切な人が過去に辛い想いをしていることを知っても何もできない自分が辛い」とも。
私は「過去に辛い体験をした」側ですが、自分の経験を通して気づいたことがあります。
過去に辛い経験をした方は、人の痛み(否定される、拒絶される、孤独など)がわかるので、起きたことを反面教師にして、誰よりも強く優しく、困難にも果敢に向き合うことができる(自分では気づいてなくてもそう生きている人が圧倒的に多い)。
一方、幸せに育った方は、私たちのような辛い経験をした人に、幸せとは何か、愛されるとは何かを体現してあげることができる。そういう人がいないと、私たちのような経験をした人は道に迷ってしまうのです。
愛されるとはどういうことか
受け止めてもらうことはどういうことか
人と繋がるとはどういうことか
私もたくさんその人たちの日常や生き方を通して教えてもらいました。
どちらも大事な役目だなあ・・と思います✨
「友達や大切な人が過去に辛い想いをしていることを知っても何もできない自分が辛い」という方。
特別なことは必要ないです。あなたらしく生きて下さい。あなたがあなたでいてくれることが私たちのヒントや道標になります。
いつも愛や信頼を教えてくれて本当にありがとう😊💕
そして、過去に辛い体験をした方。
私が出会った人たちは皆、ものすごく強い人たちでした。だって、その辛い経験を超えて生きてきたんです。ただ、本人がその強さに気がついていない。むしろ「自分は弱いからこんなにずっと過去を引きずっている」くらいに思っている・・w
どうか自分を称賛してください。生き抜いてきた自分を誰よりも褒め称えてほしいです。皆さんは本当に強いです!!!その引きずっている過去の記憶があってもここまで生きてきた。根性ハンパなしです!!💪
その強さと根性でできることがこの世界にはたくさんあります。社会はあなたの勇気を待っている(^ ^)
まい先生(中村舞)/ コーチング&傾聴力の女王
マイコーチングオフィス代表。札幌在住。企業研修講師&プロコーチとして活躍(15年で5,000人以上を指導)。コーチングの要素を取り入れた思考力を引き出す研修や、傾聴力で個人の本質(自分軸)を引き出すセッションには定評があり、全国にクライアント多数。まい先生の名で親しまれている。