こんにちは!札幌のプロコーチ&企業研修講師の「コーチングの女王」まい先生です。

「どうしたら心の傷が癒えるんですか?」という質問があったので、お答えします。

無理に傷を癒す必要はないです。
ほっておいてください。

と答えると「えええええ?」と思いますか?

これは、私が、自分の心の傷を癒す過程で得た知恵「心の傷を癒す3ステップ」です。

①ほっておく
②楽しいことをする
③自然に傷が癒えるタイミングがくる
これが、最強の癒し方です!

詳しく説明しますね。

①ほっておく について

心の傷は身体の傷と同じです。まだ傷が癒えていないのに掻きむしったら、もっと傷が大きくなりますよね。そっとしておく=時間が経つことによって、人の自然治癒力(自分で治そうとする力)によって、傷は治っていくんです。

そのためには
・心の傷を抱えていてはいけない!と思って、無理にセッションなどで深掘りしようとしないこと。
・過去の傷ついた思い出を何度も思い出さないようにすること

が大事です。私はこれを何年もやり続けて、結果、苦しさや悲しさは一つもなくなりませんでした。

②楽しいことをする、について。

じゃあどうすればいいの?
過去を思い出し、心の傷をほじくらずに、毎日の生活で楽しいことをしてください。

好きなこと
楽しいこと
やってみたいこと
興味があること

今日はこれを食べようとか、好きな本を読もうとか、そんなちょっとしたことでいいです。
自分の日常を少しずつ、「好き・楽しい」で満たしていきます。

「え?心に傷があるのに、そんなこと無理だよ」と思った方。

心の傷と、今を楽しむことは、関係がないんです。

「心の傷があるから楽しめない」のではなく
「楽しむことを選ばないから楽しめない」のです。

日常の小さなことを楽しむことは、自分を大事にしていることと同じです。
心に傷を負った自分を大事にしてください。
そんな自分のために、小さな楽しみ、喜びを、あなたが人生に取り入れてください。

少しずつでいいですからね。

その経験の積み重ねが、あなたの活力となり、あなたの心の傷に瘡蓋(かさぶた)を作っていきます。

③自然に傷が癒えるタイミングがくる、について

さあ、傷が瘡蓋になりました。
傷が治ると・・その瘡蓋もぽろっと取れます。

が、心の傷の場合は、その時に、ほんのちょっとの「痛み」が伴うかもしれません。

うまくいかない人間関係
思ったように仕事の成果が出ない

このようなことで苦しくなった時に、あなたは「自分自身と向き合う=「自分の心の傷」によってできた考え方や行動の癖と向き合う」ことになります。

その時に「もう自分を変えたい!」と思ったら。
その時が、傷が癒えるタイミングです。

「心の傷で辛かった可哀想な自分」から
「心の傷を超えて、自分を変えていくんだ!」という本来の強いあなたに脱皮します。
瘡蓋が取れるのです。

今まで、心の傷がありながら、不安や自信のなさ、人への不信感、いろんなものを抱えながら、あなたは自分の人生を精一杯生きてきました。
日々に楽しみを取り入れ、自分を少しずつ、大事にしてきました。

それにより、大きな脱皮をするのです。

身体にできた瘡蓋の後には、新しい皮膚ができています。
自分の自然治癒力で作った、美しい皮膚です。

あなたも、さらに大きく、さらに美しく変身します。
心の傷が大きければ大きいほど・・・それを超えた時のあなたは、輝いています。

これが私の経験した、3ステップです。

①や②には、ある程度の時間はかかります。でも、それでいいんです。
必ず、あなたの傷があなたの輝きになる時がきますから!✨

では、カウンセリングやヒーリング、セッションなどはどこで役立つのか?
どのように活用すれば良いのか?

それについては、次回お話しいたします。


まい先生(中村舞)/ コーチング&傾聴力の女王

マイコーチングオフィス代表。札幌在住。企業研修講師&プロコーチとして活躍(15年で5,000人以上を指導)。コーチングの要素を取り入れた思考力を引き出す研修や、傾聴力で個人の本質(自分軸)を引き出すセッションには定評があり、全国にクライアント多数。まい先生の名で親しまれている。