「助けてほしい」といえない子でした。よくある話ですが、お姉ちゃんで、親もいつも自分たちの問題で大変で、「どんな時もいい子でいる・私が彼らを助ける存在になる」というのが物心ついた時から私の中にできあがっていたんですね。

私が一人旅をずっとできなかった理由に、この「助けてがいえない」ということがありました

海外に1人でいけば、絶対に困ることがある。でも人に助けてもらうなんて私にはできない、だから無理。そう思っていました。

私も「助けて」と言えるようになりたいなと思い始めたのはいつからかな?

たくさんの人との出会いを通して、人間関係は助け合いなんだと学びました。本当に困った時には、私も「助けて」と言えるようになりたい・心の壁をとりたいと、少しずつ思うようになりました。

それが、私が二年前に一人旅を決意した理由の1つです。

「助けて」を言えるようになりたい方はぜひ一人旅へ!(^ ^)

「探してます」「教えてください」「わかりません」「助けてください」

ばかり連発しますw
助けてもらわないと生きていけない(笑)

しかも、自分から相手に突撃していかなければなりません。本当に困ったら、楽しそうに話してる井戸端会議中のおばさま達にも、いかついおじ様にも、機関銃を持ってる兵士さんにも、子どもたちにも、「ヘルプミー」です。

昨日はそこに、諸事情があり、銀行のお兄さんまでプラスされました(笑)

私にはものすごく勇気がいることで、一人旅をはじめた頃はこれが一番のストレスでした。
それでも続けていると、いつの間にか上達するんですよね。

あれ?今までよりもストレスじゃない・・あれ?気がついたらすぐに突撃している・・あれ?「助けて」が上手になってる???

あきらかに前よりスムーズに、いち早く、しかも楽しんで「助けて」をやってる自分がいる!!!すごいぞ、私!(笑)

日本に戻ると、実はまだ上手に「助けて」がいえません。何でも自分1人で解決しようとする癖は、なかなかとれない・・(苦笑)

でも、言える人や言える機会は前よりも確実に増えました(^ ^)
言葉が通じないのに、一生懸命助けてくれる人達。皮膚や髪の色は違っても、「良い旅を!」と見送ってくれる時の笑顔は皆同じ。

彼らに、旅先で色々なことを助けてもらいながら、「何でも自分1人で」という癖をとる手助けもしてもらっています。

最強の笑顔で、わたしの心の壁をガンガン割ってくれる。本当にありがたいです。

では、今日もこれから、「助けて!」を連発してきます。



まい先生(中村舞)/ コーチング&傾聴力の女王

マイコーチングオフィス代表。札幌在住。企業研修講師&プロコーチとして活躍(15年で5,000人以上を指導)。コーチングの要素を取り入れた思考力を引き出す研修や、傾聴力で個人の本質(自分軸)を引き出すセッションには定評があり、全国にクライアント多数。まい先生の名で親しまれている。