【人が動かないのではなく、自分に動かす力が足りない】

と思う人は、指導力やコミュニケーション力が伸びる人。

他にも

「相手が理解しないのではなく、自分に理解させる力が足りない」
「この人が話し下手なのではなく、自分に理解する力が足りない」「彼が仕事ができないのではなく、自分の指導力が足りない」

的な考え方をする人は

「じゃあどう伝えるか?」
「どう聴くか?」
「どう指導するか?」

と、自分のやり方を振り返り、新しいスキルを覚え、新しい関わり方で相手と接していく。

でも、そう考えて実行する人が、人間関係のジャンルでは極端に少ないと思うのが、私がコーチングや研修でたくさんの人に関わって感じていること。

◆こいつが悪い
◆うちの社員は・・
◆最近の若い子は・・
◆やる気がなくて困る

こんな考えが出てきたら要注意!⚡️⚠️自分のコミュニケーションや関わり方・指導力を変えるチャンスが、愚痴で終わってしまう。

私たちは学校でコミュニケーションを学んでいないから、会話の作り方や相槌一つにしても、たくさんのやり方があることを殆どの人が知らない。

ロールプレイングゲームで敵を倒す時に、いろんな種類の魔法と武器と防具を手に入れて相手の特徴に合わせてどれを使うかを選ぶように、コミュニケーションの世界も、魔法のような効果をだす言葉や、相手を一撃で動かしちゃうもの、このタイプにはこの防御、みたいなコツやスキルがたくさんある。

それらを使えるようになるには「自分はコミュニケーション力が足りないんだ」と気づくことが必要不可欠。伝え方・受け取り方・話し方や聴き方、会話力や説明の仕方や指示命令や、教え方や・・・まだまだ足りないところが私たちにはたくさんある。できるようになったと思ったら、新たな敵がやってくる。「え?このタイプの人にはどうしたらいいの?」なんてね(^ ^)

そこからまた、コミュニケーション力を向上させるべく修行が始まる。時には、自分にプラスを生まないと結論を出した時には「距離をおく」「関わりをやめる」という選択もする。

そういう人が伸びていく。人を使うのがうまくなる、人に好かれる、お客様の心も掴み、適度な距離感で人と関わり、仕事でも結果を出す。

ということで。

タクシーのおじさん、カフェの定員さん、仕事の打ち合わせ、クライアントさん、友達との会話。

今日もせっせと、私もコミュニケーションの修行です。


まい先生(中村舞)/ コーチング&傾聴力の女王

マイコーチングオフィス代表。札幌在住。企業研修講師&プロコーチとして活躍(15年で5,000人以上を指導)。コーチングの要素を取り入れた思考力を引き出す研修や、傾聴力で個人の本質(自分軸)を引き出すセッションには定評があり、全国にクライアント多数。まい先生の名で親しまれている。