私が所属している「北海道中小企業同友会札幌支部」の共育委員会で、毎年、入社1年目の社員を対象に、「Lac・ラボ」という講座を開催しています。

8回かけて、様々な基本のビジネススキルを学び、9回目の最後には、大勢の前で10分間のプレゼンテーションをするというもの。

その中のコミュニケーション&プレゼンテーションの講義を、私が毎年担当しています。

今年の2月のプレゼン大会に向けて「自己整理とプレゼンテーションの秘訣」というテーマで2時間半の講義を行いました。

プレゼンの話法などを練習しながら学んでいく講義なのですが、その中で紹介した【5つの話し方のコツ】を、ここでも紹介します。他にもコツはたくさんあると思いますが、私自身の経験の中で、大事だと思うことをまとめたものです。

①(緊張しないために)どう見られるか?ではなく「何を伝えたいか」を考える
②部屋全体&全員の顔を見て話す
③姿勢を正し、お腹から声を出す
④話の合間に間を作る
⑤構成に沿って話を進める

特に大事なのは「③姿勢を正し、お腹から声を出す」と「④話の合間に間を作る」です。

どんなに素晴らしい内容のスピーチやプレゼンでも

【声が届かなければ&声が話が聞きやすくなければ、相手は理解できない】

からです。

声が小さくて聞こえない
滑舌が悪くて理解できない
同じリズムで話し続けるため、聞き手に飽きがくる
間がないために、聞き手がポイントを整理しにくい

などの講義が、今までにたくさんありました。
その度に「私も気をつけよう!」と思って、身が引き締まる思いです。

【自分の話し方】ではなく
【相手に届く話し方】が必要なんですね。

スピーチやプレゼンがある、という方は、ぜひ参考にして下さいね。


まい先生(中村舞)/ コーチング&傾聴力の女王

マイコーチングオフィス代表。札幌在住。企業研修講師&プロコーチとして活躍(15年で5,000人以上を指導)。コーチングの要素を取り入れた思考力を引き出す研修や、傾聴力で個人の本質(自分軸)を引き出すセッションには定評があり、全国にクライアント多数。まい先生の名で親しまれている。